中学生特有のもどかしい恋愛がかわいすぎる・・・「富士山さんは思春期」

■富士山さんは思春期(全8巻)
■オジロマコト
■アクションコミックス(双葉社)

中学生の恋愛・日常を描いた学園ラブコメものです。

身長160cmの上場くんと、幼馴染で身長181cmの富士山さん。
ひょんなことからお付き合いを始めた二人ですが、
中学生の二人には「付き合う」って何をすればいいのかイマイチわからない。
それでも、周りにバレないように話したり、手をつないだり、待ち合わせしたり・・・。
そんなことを繰り返して、ちょっとずつ「お付き合い」を進めていくお話です。

少女漫画ほどきゅんきゅんする作品ではないけれど、
誰もが経験したことあるだろうな、っていう、
思春期特有のむずがゆい感じが丁寧に描かれています。

話したいけど照れて話せない、
もっと近くにいたいけどどうしていいかわからない・・・みたいな。

キスするわけでもないし、
好きだーーーー!って叫ぶわけでもないのに
読んでてちょっとにやけちゃう作品です。

読んだ後にwikiを見てみて「そういえば」と気づいたのですが、
この作品、モノローグが少ないんですよね。
特にヒロインの富士山さんに関してはモノローグなかったそうです。
(今度読み返してみよう・・・)
それでも、登場人物の感情なんかはリアルに伝わってきます。
まさにマンガの醍醐味ですね!
オジロマコト先生の他の作品は読んだことがないのですが、
画力、素晴らしいと思います。

特に、中学生男子(上場くん)の目線で
中学生女子(富士山さん)を見ている感じがすごくリアル。

思春期の男の子にとって、女の子ってこんな風に見えてるんだー・・・と
ちょっと新鮮でした。


「富士山さんは思春期」は中学時代で完結します。
この二人の高校生活も見てみたかったなぁ・・・と少し残念に思いましたが
中学生だからこその作品なのかな、という気もするので
仕方ないですね。。

・・・でも機会があれば高校生編もぜひ書いてほしいです!!

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