■ボクを包む月の光-ぼく地球(タマ)次世代編-(全15巻)
■日渡早紀
■花とゆめコミックス(白泉社)
大好きな「ぼくの地球を守って」通称「ぼくタマ」の次世代編です。
主人公はありすと輪の息子である蓮(7歳)。
実はずっと読まずにいたんですよ・・・
もちろん、気にはなっていましたよ。
ただ、ぼくタマが大好きすぎて、続編というか、
次のステップの物語を読むことにためらいがあって・・・
でも結局、今頃になって手を出しちゃいました。
とりあえず、kindleで期間限定無料になっていた1~3巻。
ええと、まずですね、
蓮を授かったのは、ありす25歳、輪16歳の時・・・って(^^;)
いくら前世の記憶を引き継いでいるからって、
なかなかやるよね、輪くん・・・。
ありすもありすだけど。
その衝撃が大きすぎて、他のことは些細な事のように思えます。
たとえば、輪くんが作曲家として活動していることとか(確かにピアノは得意だったけど)
いまだにESPを自在に操れることとか。
ありすは声楽家として成功しているようだけど、
歌うとやっぱり植物が成長しちゃうみたいだし。
というか、季節外れに桜が咲いちゃうとか・・・なんか、能力強くなってないですかね?(^^;)
他の月の仲間は割と普通に生活しているようで一安心。
ただ、未来路だけは苦労しているようでした。
ぼくタマの時も、ちょっと含みをもたせた退場の仕方だったしね。
そして、その未来路の娘のカチコちゃんが、本作のヒロインになるのかな。
カチコちゃん、なんと未来路譲りなのかESPの能力を備えているようで・・・
ただ、3巻時点では母親は不明。
しかも、戸籍上は未来路の子ではなく、未来路の兄・北斗の養子ということになっています。
これはカチコを守るために未来路が選んだことのようですが・・・
なかなか、にぎやかな設定ですねー。
ここに、輪くんの13歳年下の妹、円ちゃんも加わります。
円ちゃんは天才+胎児の頃からの記憶を持っているようです。
彼女の存在もこの先鍵になりそうな予感。
蓮くんは、今のところ輪くんのようにませた小学生じゃなくて
とても子供らしい子供です。
ただ、やっぱり蓮くんにもちょっと不思議な能力があるようで・・・。
まだ覚醒している、という感じではなさそうだけど、
徐々に、影響が大きくなっていくのかな・・・という雰囲気。
3巻までしか読んでいませんが
基本ストーリーは、不思議な家族・仲間に囲まれた蓮くんが
様々な体験をして成長していく、というストーリーかな。
ただ、輪くんとありすの前世である紫苑と木蓮が、
ちょいちょい出てきたり、輪くんや蓮くんの行動を支配したり・・・(木蓮はしないけど)
輪くんとありすにも、まだまだ物語が残っているような感じがします。
完全に次世代の子たちだけのストーリーであれば
読まなくてもいいかなぁ、なんて思っていましたが、
どうやらそうではないようなので
続きを読みたい作品リストの上位に入れておくことにします・・・。
最後に、
ありすの弟のはじめくんが
相変わらず姉思いのシスコンで、輪くんを義兄と認めていない、という設定だったことが
何気に嬉しかったと記しておきます。